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あらゆる属性に関係なく

「あなた」も「わたし」もありのまま尊重される、

優しさのある社会

あらゆる属性に関係なく

「あなた」も「わたし」もありのまま尊重される、

優しさのある社会

これはフェミニズムに共感し集った私たち、imIが思い描く社会像です。

しかし私達がこのビジョンを掲げるまでの道のりは決して一直線ではありませんでした。

 2020年3月、未知のウイルスが私達を脅かし始めた頃、imIをつくるきっかけとなった2人であるKOMOMOとSHIORIが出会いました。

 2人は「フェミニズムに対する誤解やマイナスの印象をほどき、多くの人に暖かいフェミニズムを知ってもらいたい」という共通の思いを抱いていました。

 フェミニズムは特定の誰かのためだけに存在するのではなく、性別やセクシュアリティを始めとするありとあらゆる属性に伴う「痛み」を感じるみんなのために存在する。それをかみ砕いて、分かりやすい形でいろんな人に届けたい。

 その思いから第1回The Feminismを開催し、40人もの方に参加していただきました。そしてイベントが終わり、私たちは多くの人にフェミニズムの暖かさを伝えることができた達成感に包まれていました。

 

 しかし同時に、「与える」「教える」のように一方通行ではない、その場にいるすべての人たちが思いを共有し合えるフラットな空間を思いがけず作り出せていたことに気が付きました。運営・ゲスト・参加者が床に円になって、あぐらをかいて話しているような優しい雰囲気はとても心地よいものでした。

 

 このように、私たちの思いを伝えることを目的に開催したイベントは、お互いに認め合える空間の居心地の良さに気づいたことを契機に、優しさのある社会を広げていく目的で開催されるようになりました。そして、イベントに限らず様々な活動に挑戦してそんな社会を実現するために、2020年6月、imI(イムアイ)を設立しました。

 フェミニズムの解釈は時代と共に変わり、そして人によっても異なる。と私たちは常々発信しています(参照)が、それは私たちの中でも変化し続けています。もちろん、属性に伴う差別を解消し、平等を目指すという大軸がずれることはありません。しかし、イベント参加者やゲストの皆さまとの会話から新しい視点が得られるので、自ずと自分の中のフェミニズムのあり方や問題意識も新しく変わっていくのです。自分が当たり前だと思っていた表現によって傷ついている人がいるんだ。確かに、その視点から見ると、意見が変わってくるな。というように。
 

 変化する、人それぞれ、と言えども、imIに集った私たちは共通する目指す社会像を描いていました。輪郭がくっきりと合うわけでなくとも、共通する部分を持っていました。それが、「あらゆる属性に関係なく、「あなた」も「わたし」もそのまま尊重される優しさのある社会」なのです。

 このビジョンは、いわゆるフェミニズムが直接的に関係しているジェンダーや性に関するテーマを超えたものかもしれません。しかし、私たちのスタートがフェミニズムであり、フェミニズムの視点を持って社会を見たところ、世の中の「属性」が人々の痛みになっているのではないかと思えたのです。

 

 近年、フェミニズムという言葉は女性を連想するから、男女の平等を目指すという意味でイクォーリズムと言葉を変えるべきだ、という考えが生まれていますが、私たちは、フェミニズムをイクォーリズムと言い換えるつもりはありません。それは、女性への構造的な差別や偏見が終わったものとは捉えていないからです。ただ、フェミニズムという気づきが、社会に対する疑問や、社会に対して働きかけたいと思わせてくれるモチベーションになっていったのです。フェミニズムという望遠鏡から覗いた未来に、イクォーリズムがあるのかもしれません。

 同じようなことを思っているが、自分はフェミニストではない。と思う方もいるかもしれません。もしそうならば、あなたは無自覚なフェミニストかもしれません。そうでなくても、同じようなビジョンであれ、それに対するアプローチは様々でしょう。私たちimIのアプローチはフェミニズムなのです。

 

 生まれた時から付与される属性や、本人に責任のない属性。それらがマイナスにならない社会。それらに縛られないあなたを受け入れる社会。実現には労力も時間もかかると思います。その実現への長く、険しい道のりを切り開く仲間として、私たちimIはみなさんと一緒に考え、動きたいのです。そして、その仲間探しをしたいのです。

 

 未来を作るのは私たち一人一人です。一緒にもっと素敵な社会を描いて見ませんか。

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